どこかのJK。

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逆光

黒い影が僕に手を振っていた。
魅力的に見えて惹き付けられた。
どこか美しくて、
どこか懐かしくて、
片想いしていた彼女みたいだった。
無意識のうちに足が進んでいて、
止まらなかった。
急に腕が引っ張られて後ろに尻もちを着いた。
目の前を勢いよく車が通って行った。
何が起こったのか分からなかった。
影を見ると少しして消えた。

悔しそうな顔をしていた気がした。

1/25/2023, 6:58:33 AM