『真夜中』
空気が澄むこの時間が自分の中のアイデンティティ
空間が溶ける ふわりとした中で 紫煙を燻らせて
溶けきった最後の滓を星の中の一縷に込めて
何もいらない 全てが消えて、何も無くなる中で
自分の全部が消える中で 残った翳り
愛 憎 悲 哀 喜 素
空っぽの器に、溶ける最高の雫を溶かして
ゆっくり溶けいる全てを消して
真夜中 AM 2:00
誰もいない
音もない
ZEROの幕間
鼓動と星の血流の音が解け遭って
自分の存在がここにあったことを知って
少し 安堵する
5/17/2024, 10:17:28 AM