君と紡ぐ物語
君と僕は幼馴染だ
ある夏の日
僕は引っ越して君の家の目の前の
ご近所さんになったね
君の弟や妹、僕の弟とよくあそんでたね
たまに一緒に登校したり
野良犬から逃げたりなど楽しかった
学校ではクラスは違うから
あまり関わることはなかった気がする。
部活動ではコテンパンにされて
笑いながら悔しかった
僕のあだ名や僕の知らない近道
いっぱい教えてくれた
僕からは何もしてあげれなく
君のことは何も知らなかった
知ろうともしなかった
知ってしまえば何か壊れるのではないかと
もうすぐ卒業の手前の12月ぐらいかな
なぜか君を見ることがなくなった
暑い夏にもブレザーを着ていて
何かおかしいと何じることが幾度かあった
何か抱え込んでいるのかなと
傷とか隠して心配されないように
強がっていたのかな
君の家の目の前に僕はいたけど
何もできずただ佇むだけしかできない
卒業式の帰り道
君と目が合った気がする
僕は気まずくなり咄嗟に目を離してしまった
君は何も言わずにすれ違った
後悔はくるしい
そこで向き合えていたならば
この物語は終わることはなかったと思う
12/1/2025, 6:06:35 AM