とある恋人たちの日常。

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 救急隊の仕事は常に緊張感を持っていなければならない。 
 救助のプロとしてはそうかもしれない。
 でも、本当は普段通りにリラックスした方がいいんだよね。
 
 定期的に訓練もして、その訓練通りに進める。
 でも、訓練通りに進むことなんてほとんど無いんだよね。予想外のことにも対応するための知識や訓練も行う。
 
 日々の訓練を思い出しながら待機していると、出動を告げる音が鳴り響く。
 
 緊張が走り心が熱くなる。
 
 すぐに立ち上がって、出動するための支度を始めた。緊張を解すように軽く身体を動かしてから、振り返る。
 
 さあ、行こう。
 
 どんな人も助けてみせる。
 
 
 
おわり
 
 
 
四四〇、熱い鼓動

7/30/2025, 1:58:00 PM