川柳えむ

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 意識が薄れ、途切れていく。
 周囲が何か騒いでいるような気がするけど、もうわからない。
 たぶん、本当は大声で何か言い合っている。自分に声を掛けてくれている。
 でも、もう何もわからない。
 うるさいはずの現場で、それでも静かになっていく。全てが溶けていくように。
 そうしてとうとう、意識を手放した。


『静かな終わり』

12/30/2025, 9:41:12 AM