「優越感、劣等感」#8
なんでもできる君がかっこいい。なんでもわかる君が優しい。なんでも知ってる君が眩しい。なんだか遠い存在な気がして劣等感を感じる。僕ができない事も知らない事も、なんでも君にはお見通しで僕がわからないと周りに知られないように君から行動を起こす。小さい頃からそんなだったから、君には助けられてばかりだった。
でも時々机に向かってうたた寝してる君を見かける。きっと僕には理解できないような難しい問題でも解こうとしていたんだろうけど時折見せる完璧になりきれない君が好きだった。そっと君に毛布をかけながら、誰に対しても完璧で居たがる君の少し抜けてるところ。安心しきった寝顔を知ってるのは僕だけだと優越感を感じるのくらいは許してね。
7/13/2024, 10:39:03 AM