よるは。

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◯木枯らし◯

夕暮れ、勇気を出して声をかけた帰り道。

“一緒に帰っても良い?”
“おう”

笑って頷いてくれた君。
さり気なく、それでいて当たり前のように君は道路側へ。
そんな優しい君が、私は大好き。

木枯らしで舞い上がる枯葉。
テンション高めに“すげぇな!”とはしゃぐ君、そんな姿に思わず“かわいい”なんて小さく呟いてしまう。

手袋もない、冷えた君の大きな手をとった。

“好き。君の事が、好き”

いつでも君を温めてあげられる権利を私に下さい。






1/18/2024, 3:59:54 AM