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明日世界が終わるなら…。

今日は物語ではない方が良いか。

さて。

人の寿命は普段わからない。

けれど、明日世界が終わると決まっているなら
この世界中に存在する人皆、等しく明日までの命となる。
それに伴う感情は言うまでもなく人それぞれだ。
喜ぶ人もいれば嫌がる人もいるだろうし、静かに迎える人もいれば最後だからとはっちゃける人もいるだろう。

沢山の選択肢の中で、自分はどんな選択をするだろうか。

多分仕事には行かず、普段の休日と変わらない事をする気がする。

家で好きな音楽を聞いて、好きな本を読んで、好きなお茶を飲む。

出来れば、世界が終わる日は晴れていて欲しい。
青空が好きだから、綺麗な空の色をこの目に焼き付けておきたい。

世界が終わる日の時間まで決まっているなら、最後にかける音楽は決まっている。

自分の葬式の時に流して欲しいと思っている曲をかけて、最後の瞬間を迎えたい。

最後の時は、苦しみなく一瞬でこの世界から消えてしまえたら尚良い。

ふふふ。
こうして考えると、あれこれと注文がやかましい。

注文=願望とするなら、願望の正体は欲だ。

もし、本当に明日世界が終わると決まったなら、人の根底にある欲が溢れかえるのだろう。
歯止めのきかない欲の狂乱こそ、本当の世界の終わりなのかもしれない。

5/6/2024, 12:02:27 PM