陽 菜 美

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「秋風」

秋風と共に聞こえてくる歌声。

儚いような暖かい声。

なんて綺麗なのだろう。
まるで硝子のように砕け散りそうなくらい。

そんなきみは夏が去るのと同時に、目の前から消えた。

最後に見たのは、秋風に揺れるふわりとした髪の後ろ姿だった。

もう一度だけ会いたいよ、

11/14/2024, 2:19:03 PM