別れ道、夕暮れ、夜の気配、君の真っ直ぐ伸びた影。 明日には君は行ってしまう、伝えられるのは今日しかない。頭では分かっているのに、何も言えないまま別れ道に差し掛かる。見慣れた道が少し滲んで見える。――また会える。 それだけ残して君はいなくなった。最後最後までずっと君は前向きで、でも最後の声は少しだけ涙で滲んで聞こえた。
6/26/2025, 10:23:35 PM