所詮ただの変人。

Open App

No.1【今日だけ許して】※軽くbl混ざってます。

「失恋したなぁ、」

居酒屋でお酒を飲みながら言う。
そして男友達の湊が口を開く。

「それは残念だなぁ、笑」

笑われて腹が立つが、
怒る気力もないので
睨むだけで何も言わない。

「あんたはまず彼女も持ったこと
ないんだからさ自分の心配しろよ、」

俺はそう答える。

「いいじゃん〜、今彼女要らないんだよ笑」

微笑みながら適当に答えている。
何か思い出したかのように
ゆっくりと口を開く。

「ていうかさ、酒飲んで大丈夫なん?」

そう言われビクッとするが
俺は口を開き答える。

「彼女に飲むなって言われてただけだし、
まず、別れたからいいだろ、
今日は飲まないと気が済まない、、」

元気なさげに答えてヤケ酒している。

「そっか、お前が寝て、俺に運ばせんなよ〜」

ついでに二日酔いで
俺に看病させんなよと言われ、
はいはいと俺は答える。

数時間後―――。

「、、」

湊が口を開く。

「はぁ、ヤケ酒して見事に寝たわ、、」

やれやれと呆れて反対側の俺の
隣の席に座り、起こしている。

「早く起きろ〜、もう少しで閉店だよ。」

体を揺さぶりながら
起こしているが起きる気配がない。

「はぁ、結局おぶって家に持っていくか、」

湊は陽翔の荷物をまとめて居る。

「スマホと鍵、鍵椅子に置くなよ、」

呆れながら鍵を陽翔の
ポケットに入れさせて
スマホを手に持とうとすると、
ホーム画面が見えてしまう。

「間違えて付けた、消すか。」

消そうとスマホを上に向け、
電源ボタンを押そうとすると
陽翔と湊の写真がホーム画面で
通知が何十件も来ている。

(あいつ、通知OFFにして放置してたのか、)

内心そう思うが
何故か内容が気になり、
通知を覗く。

「別れようって、陽翔から言ったのか、」

正直見ない方がいいと
思ったが、興味が勝ち、
暗証番号を入力し、
LINEを見ている。

メッセージ

陽翔『別れよう。』

彼女『え 何で?』

陽翔『他に好きな人出来たから?』

彼女『何でそんな曖昧なの?』

陽翔『ごめん、でもすぐ別れたい。』

彼女『私は嫌だよ?』

『何で、』

陽翔『今は湊と一緒にいたいから。』

彼女『は? 何で、私より
友達の湊くんを優先するの?』

陽翔『○○のそういう所が嫌いだから。
冷めたのもある。』

彼女『ごめん、治すから、陽翔とまだ一緒にいたい、』

陽翔『ごめん。』

ここからは彼女の言葉だけだった。

「あー、そっか」

湊は気付く。

「俺の事、確か好きだったけ、」

陽翔に言われては無いが、
陽翔の行動がたまにバレバレで
好きと言うのがわかってしまっている。

多分、彼女作って俺の好きから
彼女の方の好きにしようとしたけど
失敗に終わったのかなぁ、

「俺も、酒飲むなって言ったのになぁ、」

忘れてんのかな、そう思ったけど
今日は許すか、と思い
荷物をまとめて会計をして
陽翔をおんぶして運んでいく。

10/4/2025, 11:28:30 AM