茶良茶

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『クリスマスの過ごし方』

「1999」

予言ってやつは面白い。
生真面目な顔してビジネス書と吊り革を天秤に掲げているようなサラリーマンも、心臓に4つあるうちの1つの部屋の中でその結末を抱えている。
予言ってやつは恐ろしい。
その通りになってもならなくても、誰かの運命を変えてしまう。
予言ってやつは適当に付箋を貼ったページの、その先まで命を運ぶ方舟だったりする。

あとがき
羊文学の「1999」という曲は人類必聴のクリスマスソングだという自負があります。

12/26/2024, 9:47:19 AM