眠りにつく前に、ふとあなたのことを思い出す。
無邪気な笑い声、向日葵のような明るい笑顔まるで蝶が舞っているかのようにくるくると動く身体。
あぁ、好きだな。
自分があなたと同性ではなかったのならもしかしたら願いが。あなたと生きていくと願いが叶ったかもしれない。
自分の性を恥じているわけでも貶しているわけでも苛立っているわけでもない。
それでもやっぱり手が届きそうで届かない距離なのだ。
あなたはきっと人を好きになれば性別など関係ないと、いつもの向日葵のような笑顔で言うだろう。
それでも想いを告げることのできない意気地のない自分には向日葵のようなあなたは惹かれることはないだろう。
自分は太陽ではないのだから。
だから。
せめて、眠りにつく前だけはきっと叶うことのない幸せな夢を見れるようにと心の中でそっと願ってしまうのだ。
11/2/2024, 9:26:45 PM