わたしときみがとなりにいる、わらっていられる、そんなのは夢物語でわたしは御伽噺のお姫様にはなれない。なのに、どうして、きみといる時間はこんなにも目まぐるしくかがやくのだろう。なのに、どうして、わたしはいつまで経っても諦めきれないのだろう。ずっと夢の中にいるのはわたしで、夢うつつ、現実との境目は見て見ぬふりして狡賢く手を離せずにいるのはわたしだってことくらい、わかっているのに。
1/14/2024, 11:51:08 PM