「今日は楽しい夜になりそう!」そんな言葉を聞いて、私の胸の高まりがより強くなるのを感じる。今日は彼女の念願の夢である遊園地へとやってきたのだ。お金は十分なほどには持ち合わせていないが、彼女のために奮発したのだ。今までのコトをすべて忘れた無邪気な彼女の顔を見ることこそが願いだ。実際に入ると、そこは想像に反して静かな場所だった。いや、日頃の生活音がうるさすぎるのかもしれない。どちらにせよ、このギャップは私たちの胸を躍らせる。彼女がわたあめというものを知らなかったのは驚いた。買ってやると、瞳を丸くさせて白い綿に埋もれていき、顔中べとべとになっていた。メリーゴーランドに乗っている彼女の姿は美しかった。彼女は鼻歌をしきりに歌いながら私の手を引っ張っていく。ここは本当に幻想のような場所だった。本当にいい夜だ。
1/21/2026, 2:29:01 PM