文を書くのが好きだった
世界をちょっと綺麗に言ってみるのが好きだった
不満が溜まるとちょっと黒く霞むけど問題ない
綺麗な物語が安定剤だった
けどそれは微々たるもので
角が少しかけたくらいの変化だ。
ちょっと綺麗に言ったくらいじゃ
無くなることはないし減ってもくれない。
なくなったって自分を騙すか
それか騙されたふりくらいしかできないんだ
てことで不満は積み重なる。
明日。明後日。明明後日。
比喩から外してひどく強い言葉を使ってみる
汚い言葉に罵詈雑言
この世界は終わってる
酷い言葉と皮肉と文句を汚い言葉で繋いでく
楽しかった。騙すのも騙されるのもやめて、
被害者面で世界を嘆くのが楽しかった。
いつしか癖になった。
この世界がいかに汚く醜く退廃的なのか
自分に教えてあげるんだ。
もう信じて苦しまなくていいように
いい人なんて1人もいないんだよって。
それはそれは楽しくて書く手が止まらない。
なのに一向に足が動かない。
もし本当に、綺麗な世界に行くのなら
きっとスキップをして歩くだろう
空を見て歩くだろう。花を見て歩くだろう。
今や閉ざし切ったカーテンすら汚らわしい
世界はきっとずっと汚いから
もう歩くための妄言はどこにもないから
歩けない。このままずっと
3/10/2026, 7:00:27 AM