「街のあかり」 街から少し外れた、山の上。麓には田んぼやら、誰かの墓があったり地蔵が置いてあったりする。走り屋の煩い車の音と、なんだか忘れた夜を囃す虫の音に包まれて、街を見渡してみる。いつも過ごしてる街の、いつも行くスーパー、コンビニ。今通った電車の中で光の粒。下には確かトンネルがあったかな。一つ、正面に見えるマンションの光が消える。私もさっさと家に帰ろう。夜に酔えるほど豊かな人間では無かったみたいだよ。
7/8/2023, 4:41:07 PM