病室、私には窮屈な空間である。
暗闇の中に独り、何事にも怯えては、苦しむだけ
なら、俺どうしたらいいんだ?
僕には助けてあげたくても、
切り替えるしか助けてあげられない。
脳内には危険信号しか流れてこない。
また、あの痛み、吐き気、頭痛、立ちくらみ、
食欲不全、いじめ、暴力、狡猾な生物の笑い、
悲鳴、体を汚す行為、自傷、沢山だ、もう。
本能がこの病院から逃げて逃げて逃げまくれと
言っていて私にはどうにも出来ないので
俺に切り替えて助けを求めた。
俺の出番って訳か。
皮肉だねぇ。
私は何も出来ない怯えては悲鳴しかあげられず
男達に喰われるなんて、俺は違う。
復讐という手段がある。
至って簡単だ。
病院には沢山の凶器がある。勿論狂気も。
さてと、準備も出来たことだし、
俺よりもやべぇ奴に後は頼んどくか。
準備は完璧にしておいた。
やりたいんだろ?
復讐を。
僕ちゃんよ。逃げる時になったら面倒だろうから
俺に切り替えろよ。
それじゃあ。よろしく。
ありがとう、僕に切り替えてくれて俺。
私のヒアリングは頼んだよ。
復讐と耽美な香りがする時間へとようこそ。
そして、
"この物語を始めた者への感謝を述べますよ。"
は?
何で?見えてるの?
このスマホからは…。
ま、まさか…。
お前は…。
"ずっといっしょだよ!"
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!
流れてくるな記憶、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌
……………………
あれ?何だっけ?
思い出せないや。
いっか。要らないし。
貴方もだけどね。
8/2/2024, 10:44:07 AM