木弓るん

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何気ないふり

突然の出来事に心臓が早鐘のように鳴り響いている
君の香り、君のぬくもり、君の声
どうしようもなく君が好きなんだと気付かされる
君を抱きしめたい、君に触れたい
君に愛していると告白したい

だけど、君の居場所は僕のところじゃないよね

君の弱みにつけ込んで
奪ってしまうのはフェアじゃないから
僕は静かに距離を取る
あいつのところに帰ったほうがいいと告げる

僕にはその気はないから
そんな嘘をしれっとついて
何気ないふりをして君に背を向けた

3/30/2024, 3:21:15 PM