Mee

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傷の痛みを分かち合うなんて、子供だましの慰めだって、ずっとずっと、思い込んでた。

僕は、大人になりたかったんだ。子供のままでいたくなかった。子供って、呼ばれるのが、嫌だったんだ。



僕にしか、出来ないことがもう出来た。
僕のことを、覚えている人が少しずつ減っていった現実が正直、嬉しかった。

最近のマイブームは、漫画とゲームの大人買い。
使いきれないのに、馬鹿だよな。

時間の使い方が、だんだん下手になってきて。

気が付いたら、身体は鈍って、だって“誰も教えてくれなかったじゃないか”ーーー、

………
そんなものが、大人か。


醜く、人のことも決めつけて、自分のことも追い詰めて。そんなことでさえも、誰かのせいにして、それが自分の責任だって言って、言い訳して、…否定できなくて、口だけが言い訳を口ずさんで。


そんなものが、憧れ続けた大人か。
ーーー僕は、馬鹿だ。

だから、やり直したくなって、SNSのアカウントを行き違えては、くるくる戸惑ってる。

ーーーおかしいな。
ーーーなんでかな。
ーーー涙が、溢れて止まらないんだ。


間違えたものの大きさに、絶望して、混乱して、それでもいい、って
「また、やり直せよ。いつか皆もわかってくれるよ」って、言ってくれた友達に、


こんなに、温かかったっけかな、って。

背負ってくれた、僕の弱さを。いつの間にかとんでもなく、後悔で気が狂うほどの、僕の弱さを。全部。


星に願いを。いつか流れて散ってしまう定めだとしても。いつか僕は、本当に思うんだ。

大人になるって、簡単にはなれない。生きているうちに、出来ないことのひとつなのかもしれない。

境も無い。境界線なんて、ましてや経験値無しでは届くはずがない。


そんなこと、語っている。今の僕は、子供以上、大人未満だ。それでも思う。

意外と、それくらいが丁度いいんじゃないかな、ってさ。

2023/04/25/Tue:「流れ星に願いを」

4/25/2023, 12:01:58 PM