題名:失われた響き
そこに私の憧れの人はいなかった。
うつろな瞳にパタパタする足。
何をしているのか分からない不思議ちゃん。
そんな異名も捨てたけど、そんなあなたが恋しいの。
私は憧れ、あなたはどこかを見つめるばかり。
そんなニヒルを飾ったその顔に心中!
あなたに恋してる。
パンパンパンと拍手喝采。
私は知らない。
変化するあなたを。
首をかしげるその仕草。
可愛くて格好良くて最高でした。
そして気づく、あなたの恋を。
だから告白した。そして見るの。
そんな笑えないそんな真顔にも心中!
あなたは恋してる。
パンパンパンと拍手は一人。
あなたは言うの。
ありがとう。
その言葉で私は見る。
心中。あなたに恋してる。重めの愛もどこかへ飛べば。楽になれるのに。
勝手にやるのは…あなたでした。
止めて。私は止められない。闇へ消えてゆくあなたの行方は…どこにもなくて。泣きわめいて、叫びまくって、星は雲に隠れて、まるで一緒に消えてゆく。
あなたはどこにいるのでしょう?
きっと星になっているでしょう。
失われた、あなたの影を、追いかけては置いてけぼり。
あなたの声も消えてしまって…。
目の前に、あなたなんてそもそもいなかったんだ。
11/29/2025, 12:09:45 PM