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 この道の先には、何もありません。
 これから歩きながら貴女が作っていくのですから、先にはまだ何もないのです。

 ただ、いちばん最後に待っているものがあるのは確かです。
 あの大きな廻り続けるものが、貴女の道の最後に待っています。
 貴女はそこに回収され、個としての存在を終えます。
 その安寧の日まで、貴女は、そして貴女に付き従う俺たちは、何もない道を歩み、そこに足跡を残していくのです。

7/3/2024, 2:23:21 PM