極星

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握りこんだ指が手にくい込み、息が上がる。そんな風に俺のことを熱くかき乱した張本人は、涼しい顔でこちらを見上げている。まるで俺など目に入らぬというように。
確かに視線は合うのに、俺を見ていない。それが嫌で無理矢理唇を奪った。
それでも俺は認識されない。ずっと暗く落ち窪んだ目で、彼は俺を見る。
彼の指が震え、俺の肩から滑り落ちた。
そのさまを、俺は熱く滾る欲望を抱えながら、冷たい眼差しで見つめていた。

3/1/2026, 3:18:33 PM