お題:こんな夢を見た
夢見心地から現実へまどろみ落ちていく
大切な友達と一緒に
朝会ったら笑顔の挨拶をして
昼は取り留めもない話をしながら弁当を広げて
帰り道は駅までみんなで歩いて帰る
そんな取り留めもない日常
心から笑って
心から泣いて
道端に溢れている不思議には気づけもしない
それくらい幸せな日常
辛くて苦しくて張り裂けそうだ
それでも確かに生きている
私は生きているんだ!
他人事なんかじゃない
確かに生きているんだ!
そんな夢を見た
残酷な現実へ引き戻される
世界から切り離されたような
霧の中をひとり彷徨うような空虚な心地
見えているもの全てが
自分の感情でさえも他人事
底の見えぬ虚無を悟られぬよう
笑顔を張り付けやさしい虚像を映し続ける
悪夢のような現実がやってくる
1/24/2024, 3:50:10 AM