喫猫愛好家

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君は今、何しているだろうか。僕は今、手術台のようなものの上に寝かされて、大きなライトで照らされて、灰色の生命体に囲まれているところだ。僕を囲んでいる奴らは、頭と目が異様に大きく指が長い。いわゆるグレイといったような生命体である。どうしてこんなことになってしまったのだろう。深夜に無性にラーメンが食べたくて、罪の意識を自覚しつつもコンビニに駆け込んだ。その帰り道に謎の光に包まれた結果がこれである。僕の罪は宇宙人に拐われるほどの大罪だったのだろうか。僕のカップラーメンが視界の端で奴らに食われそうになっているのが見えた。あーあ、お湯入れたほうがうまいのに。泣きそうだ。
「もう!不摂生ばっかしないで健康に気をつけてよ!」君の金切り声が懐かしい。僕の罪は今までずっと君の意見を蔑ろにして聞く耳を持たなかったことなのかもしれない。もし生きて帰れたら、君に土下座をしてボウルいっぱいのサラダを泣きながら食べることだろう。
今はもう神と君に祈ることしかできない。

2/26/2024, 10:17:49 AM