不完全な僕 君と別れた。 君が家を出ていった。 朝、君が起こしてくれることはなくなった。 美味しい朝ごはんも、弁当もなくなった。 シワのないシャツも、揃えられた靴下もなくなった。 おかえりと言ってくれる君もいなくなった。 手作りの味の晩ごはんも、暖かい風呂もなくなった。 そしてなにより、心を埋めてくれる君がいなくなった。 君がいなくなっただけで、僕は何もできなくなってしまったよ。
9/1/2023, 5:51:22 AM