「君と見る景色と僕一人の時の景色はさ
見えるものこそ何も変わらないけど,なんだか
君と一緒の時は,色鮮やかに見えるんだ.
君が此処に来れなくとも.」
「私にとっては,いつも変わらない景色よ.
だって貴方何時もここにいるんだもの.
何時もこの時間に話しかけてくれるわ.
何時も遠いどこかを見つめて.」
「僕は,僕は貴方の顔を見れない.」
「私は貴方の傍には行けないの.こっちにおいで.」
僕は暗闇の中,タイヤ音の聞こえる方へ向かう.
-- ''花畑''
9/17/2024, 1:27:14 PM