音ノ栞

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今の僕は誰にも止められない。

きっと何が来ても今の僕は耐えられる自信がある。

例え、ここに大雨が来ようとも、台風が来ようとも、嵐が来ようとも、ミサイルが飛んで来ようとも、宇宙人がやって来ようとも、怪獣が襲って来ようとも、今の僕は何でも無敵だ。

何を言いたいかって言うと、僕がそれほどの決意をしたってことだ。

ずっと迷っていた。

優柔不断の僕は決断が遅い。

だから、昨日までグダグダと過ごしてきたのだ。

だけど、今日の僕は違う。

僕は決断したら即行動派だ。

あまりにもその差が激しいから、友達には呆れられるけど、これは僕の性格上仕方がない。

さて、決断したが吉日で行動したはいいが、緊張はするものだ。

……そりゃあそうだ。

だって……ね。

言葉選びは慎重にしたはずだ。

そして、練習も重ねてきた。

あとは言うだけ。

言うだけだ。

だって、もう目の前には……。

鼓動は高鳴る。

さっきよりも確実に。

でも、大丈夫。

自信を持って言えるから。

僕は大きく深呼吸をして面と向かってこう言った。


「……好きです!付き合って下さいっ!!!」



■テーマ:嵐が来ようとも

7/30/2023, 7:42:49 AM