部屋の片隅で、小さく蹲って震えている子どもがいる。
どんなに経験を重ねて大人になっても、その子は私の心から消えない。
臆病で傷つきやすくてわがままで、子どものような私は、どんなに大人のふりをしても、いなくなりはしない。
これじゃ、いつまでも幼稚なままで、駄目だろうか。
時々そう考えて悩むけれど、これが私だからしょうがないんだって、もう開き直ることにした。
普段はちゃんと隅っこにいて主張が激しいわけでもないし。たまに主張してきても、それも私の個性かなって。
だから、決めたのだ。
部屋の片隅で震えるこの子も私の一部として、抱きしめて、一緒に生きていくんだと。
12/8/2024, 9:28:56 AM