ジッと音がなって、火が消えた。ゆらゆらとした淡い光は無くなり、ツンとした匂いだけが漂った。もうここに音が響くことは無だろう。付ける音も、消える音も。妙な節の入ったその声も。放棄され、朽ち果て、いつかは崩れて無くなるだろう。営みの証だけを残して。
9/29/2024, 1:39:21 PM