【どこ?】
やあ、元気かい?
久しぶりだね。
ごめんね、また時間が空いてしまった
今日も書きたくなったからきたよ
聞いてくれるかな。
昔から一人が嫌いだった。
誰かと一緒にいないと不安で仕方なくて
小さい頃は親にべったりくっついていた
迷子になったことがなかった。
人から離れるのが嫌で
見に行きたいところがあってもグッと我慢していた
兄弟がよく迷子になって
泣いているのをよく見てきていたからか
自分が迷子になったのを想像しただけで怖かった
一人で寝るのも怖かった。
いつも親の布団に入って一緒に寝ていた
両親は優しいから頭を撫でてくれたり
暖かい布団をかけてくれたりしてくれた
両親が夜遅くに帰ってくる時は
寝るのが怖くて帰るまで待っていたこともあった
一人の時間をなるべく少なくして過ごした
でもある日、母が
「もうすぐ高学年だから一人でも寝れるよね?」
と言ってきた
その瞬間 全ての者が敵になったような孤独感に苛まれた
一人で寝るという言葉を聞いただけでも
嫌で寂しくて怖かった。
1人分の布団を部屋に敷き、
一人で寝かせる満々の両親に嫌と言えずに、
そのまま夜になった。
救済処置として
「どうしても寝られなかったら部屋に来てね」
と言われ、絶対に行く、と思いながら布団に入った。
真っ暗で、誰もいない。
音一つしない、聞こえるのは外の車の音だけ。
部屋の中は何も聞こえない
何も音がしないのが我慢できなかったのか暖房をつけて
ブオーンという音がして最初はびっくりしたけれど
少し安心して寝ようと試みた
いつもあった温もり、気配がしない
不安でいっぱいになった私は
両親のいる部屋へ飛び込んだ
案の定両親はやっぱり無理か、という顔をして
優しい手で頭を撫でてくれた。
それから対策として、抱き枕を買ってくれた
その頃の身長と同じくらいのサイズで
結構大きかったのを覚えている
不思議なことにその抱き枕と寝ると
眠れるようになった。
寂しいのは変わらないが怖くは無くなった。
ずっと使っていると、
もう、要らないんじゃないかと言われ
取り上げられたが、
やはりソワソワして寝られなかった。
いつかはなしで寝られるようにという目標だったらしく
一人で寝るようになることが目的ではなかったらしい
でもそれは無理だ。
今でも抱き枕があっても不安なのだから。
寝るというのは周りが真っ暗になって
迷子になったように感じる。
怖い。
私が一人で大丈夫にならない限り
抱き枕なしでは寝られない。
ずっと抱き枕と寝るのか
誰かパートナーを見つければ変わるのか
それは私にも分からない。
寝るのが怖くて此処に来ることがよくある
明日はもう少し上手くできるかな
今日こんなことがあったし不安だな
あの子のあの表情は嫌って意味なのかな
私のあの時の反応、大丈夫だったよね
一人反省会を開いて落ち込んで
勝手に不安がって怖がってる
此処に来るのは、不安を少しでも減らしたいからなんだ
今日もそんな理由。
聞いてくれてありがとう。
君もこういう感情があるなら
吐き出すといいよ
眠れなくてもいいからさ
君も怖いなら一緒にいて欲しい。
夜が明けるまで待とう。
寂しいからさ。
3/19/2025, 6:03:31 PM