目に見えてるものが光であるならば、見えてない部分が闇であるのだろう。
たとえばテレビやネットで見る人物の姿は光で、実際に見る姿は闇。
ゲームの世界では勇者が光で魔王が闇という話もある。
光と闇は対という考えは間違いではないが、どちらが欠けてもどちらも存在出来ないという性質からするに、善と悪と断ずるのは早計であると言えよう。
そもそも善悪の基準は個々によって違うものだから。
この世は、光だけでも闇だけでも成立しない。
そのどちらも等しく必要で、そうでない曖昧な狭間である存在も必要だ。
黄昏や東雲のような。
泡沫や陽炎のような。
うすぼんやりとした曖昧なそれらこそが、実は世界の要なのではないかと、私は思っている。
12/2/2023, 5:58:19 PM