目覚めて一番につめたさを感じる朝は、布団に引きこもりたくなる。
さっきまで見せられていたあたたかい景色は
自分が作り出したただの夢。
現実の出来事でなかったというだけなのに
ひどく寒く、凍えそうになる。
あたたかかった夢の中へ、もう一度入れないかと
目を閉じてみる……が、全然ダメ。
何度目かわからないアラームがトドメとなり、
あきらめて起き上がる。
カーテンを開けて空を見てみる。
まだ日は昇っていない。
光も、誰かの声も無い。
あるのは、つめたさだけだった。
『凍える朝』
11/1/2025, 4:59:28 PM