高校生には夏休みがある。
しかし課外授業があって結局学校へ行く。
最近は大雨が続いている。
川も溢れそうだった。
傘を刺して、まだ濡れたままの靴を仕方なく履き、
外に出る。
学校に着いて、傘を閉じて、濡れた靴を靴箱に入れる。
同じく学校に着いたようだった君と目が合う。
僕はこのためにだけ生きているようなものだ。
おはよう、くらいの話しかしていない。
彼女も僕と同様に、少し鞄を濡らしていた。
そしていつもと同じように彼女は友達と歩き、
僕は1人で階段を上がり、同じ教室に着く。
同時が嫌で僕はいつも早歩きになる。
遠く離れた席で授業を5時間ほど受ける。
退屈な時間が過ぎ、帰り支度をする。
僕は天気予報を確認する。
今はどしゃ降りの雨だ。
1時間後に止むらしい。
でも僕は帰っていく君が見えたから鞄を背負った。
天気予報をもう一度確認する。
当然靴箱で君と会う。
おつかれ、と言う。
でも僕は耐えきれなくなった。
明日もし晴れたら、
帰りにたい焼き一緒に食べませんか
僕はおつかれだけで終わらせたくなくて、
咄嗟に君をひきとめた。
君は少し困った顔をして、でも優しい人だったから、
楽しみにしてるね
と返して、傘を取りだして歩き出した。
僕は天気予報をまた一度確認して、
まだ濡れている靴を履いた。
「明日、もし晴れたら」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です!
ぜひぜひ来てください!
今日の詩はウケを狙って恋愛要素を入れました(?)
たい焼き好きなんよね。
でも物足りないよなぁ!!!
ということでもう1個作ります。
目が覚める。
私は白い部屋にいた。
病室かと思ったが、それも違うようだった。
毎日飲む風邪薬の瓶は無くなっていたため、
無性にいらいらし始めたが、
それもこの異変のおかげでおさまったようだった。
私の前には1つのおもちゃがあった。
手に取ると、
「大丈夫、明日はきっと晴れるわ」
と音を発した。
よくできたおもちゃだった。
私は立ち上がって白い部屋を歩いた。
ここがどこだか分からなかった。
朦朧とした視界から察するにこれは夢である、
とはっきりと意識することが出来た。
ガラスの窓があったので、外を見た。
外は雨だった。
視界がぼやけていたので、
雨以外の情報を得られなかった。
窓から離れて、あのよくできたおもちゃの所に戻った。
手に取ると、
「大丈夫、明日はきっと晴れるわ」
と音を発した。
夢の中でいう明日とはなんなのだろうと思った。
そして急に疲労を感じて瞼を閉じる。
あのおもちゃが言うように、もし、明日晴れたら。
目が覚める。
私は白い部屋にいた。
私の前には1つのおもちゃがあり、
手に取ると、
「大丈夫、明日はきっと晴れるわ」
雨音が聞こえる。
「明日、もし晴れたら。」
8/1/2024, 10:46:57 AM