「放課後」
帰りたくもなくて、学校に留まりたくもなくて
神社によって友達とお菓子食べてた。
「罰当たりだね」なんて、神様信じてないんだけどさ。
でも神様がいるなら、どうか僕の心は黙ってて欲しかった。
僕は本当は帰りたかった。帰りたくないのはいつでも友人の方。
友人の心に寄り添えなかった僕は、嘘をついてた。
同じ立場にならないと、君が遠くなる気がした。
そんなこと、幸せな僕にはできっこないなんてわかってたよ。
騙してごめん、きみは僕が思ってるより強いんだけど、それでも本当に寄り添いたいと思ってたんだ。
いや違う。僕のエゴだ。僕は君が遠い事が寂しかったんだ。
楽しくて、でも辛くてもがいてた。
神様、内緒にしてね。
僕は何も知らない、作り笑顔にも気づかないただの陽気な幸せ者なんだから。
10/12/2022, 11:17:41 AM