DAISUKE.

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小さい頃 悪いことをすると

よく外に出された

令和の今じゃ きっと考えられないかな


田舎の少し山の方

街灯もなくて

少し離れた場所からは 草の匂いがして

頬を伝う涙がしょっぱくて…。


暗がりの中を

まばらな民家と星の灯りをたよりに

あの小さい町を見下ろせる

ガードレールを目指して歩きだす


ごめんなさい…

絶対に言わないんだ

体育座りしながら

母への恨み言をつぶやく


トントン…

後ろから肩を叩かれて

ゆっくり振り向く

我慢してた涙が ワァっと流れた。


少し呆れ顔の母の胸に飛び込んで

また 溢れた感情がいっきに流れる


ごめんなさい…


そう言った僕の頭を撫でてくれた

町の灯りと月に照らされた

あの頃の 母の顔を思い出す…。




- Mother... -

10/28/2023, 11:47:57 AM