地面に敷き詰められた枯葉を二人でせっせと集めそれを焚き火にして芋を焼く。
芋が焼けるまで時間がかかる。それまでの間おしゃべりしたり焚き火を眺めていた。
渋めの赤や黄色が鮮やかな赤に包まれている光景は圧巻だ。
「ほい、先に食えよ」
差し出されたしわくちゃの銀色の包みをはがし、中にある焼けた芋を頬張る。
「焼けてる?」
相手からの問いかけに首を縦に降った。
相手はよっしゃ、と焚き火の中から銀色の物体をいくつか掘り出し、その中で一番大きい物体がちゃんとほくほくしているのを確認してから食べたのだ。
秋の休日。もうじき本格的に寒くなる。
2/19/2024, 3:09:58 PM