君がその手に掛けたのは、誰かの愛する人だった。
私がこの手に掛けたのは、世界が愛する人だった。
みんな誰かの愛する人で、みんな誰かを愛している。
複雑に繋がり合った蜘蛛の巣みたいに誰かと誰かは関わっていて、あちらとこちらは繋がっている。
お互いだけしかいない世界ならいざ知らず、世界はそんなに単純じゃないから、誰かと関われば他の誰かと糸が繋がる。
君が殺した誰かの為に、君を殺そうとする誰かがいる。私が殺した誰かを愛して、私を殺そうとする誰かがいる。
この世界で生きるというのは、そういうことだよ。
END
「I LOVE…」
1/29/2026, 3:53:03 PM