お題：最初から決まってた

　君から突然呼び出された、いつも電話で話してお休みと言うのに、その日は珍しく突然会って話がしたいって
公園で待ってると電話切られたので急いで向かった。
　声音がいつもより暗かったやはり別れ話だった。
理由は遠距離恋愛に耐えれる自信がないから。
高校卒業してそれぞれ違う道を自分たち進む。
自分は君とこれからもこの関係でいたかった。
　
　でも君のなかでは別かれることは決まっていた。
納得なんか出来てなかった、でも君を苦しめたい訳じゃなかった。
「ありがとう、さよなら大好きで愛おしい人。」
自分が言うと君は泣きながら去っていた。
その場に残った自分も涙は止まらなかった。
「最初から決まっていた運命なら、こんなに愛さなかったのにな」
自分がポツリと呟いた言葉も最初から決まってたことなら運命というのは本当に残酷だ。

　

8/7/2023, 11:23:35 AM