長文家

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今日のテーマは快晴。カラッとした空気、澄み渡る青色の空。良い天気の代表例である。これを読む貴方はどうだろう。晴れ晴れとした空は好きですか。

昨日は「遠くの空へ」というテーマだったから関連性を感じるが、それとこれとは日が変わり話が変わるので置いておく。

快晴と言えば、真夏のイメージがあるという安直な私。青空に浮かぶ山のような、ソフトクリームのような積乱雲。私が一番好きな風景。友達と小学生のとき眺めたそれは、偉大で美しかった。

でも、それと同時に憂鬱になってしまうのが夏の空である。まとわりつくような熱気、じわじわ出てくる汗。それに成長することで培った日頃の憂鬱や日常への恐怖を加えて心の中でかき混ぜたらあら不思議。澄み渡る快晴の青色をした、どろっと負の感情ミックスジュースの完成である。

そのミックスジュースを私の心は飲み干せなくて快晴が嫌いになった。みんな「良い天気」と夏の快晴を見上げているとき、私は空を見れなかった。空を見たら心の中のミックスジュースが傾いて、こぼれて、周りに迷惑をかけてしまう気がした。私は皆と違うから、みんなといっしょに空が見れないと嘆きもした。

それでも、私は快晴と人が好きだったのだろう。ある夏の日。親友と二人きりのとき。ふと、
「良い天気じゃん」
と口から漏れたのだ。声色はそんなに明るくなかったとは思うが。その後、親友の確かにねという微笑みが帰ってきた。私の心はその一瞬だけ、ミックスジュースを飲み干した。まさに晴天、快晴のような清々しい気分だった。

読んでくれている貴方はどうだろう。最近の心の空模様はいかがだろうか。きっとそれぞれだ。私は私、貴方は貴方。もしも晴れていないのであれば私がいくらでも背中を押してあげる。と言いたいが、これを読んでいる人は誰にもわからない。気持ちだけ受け取っていてほしい。

私の気持ちを読んでくれてありがとう。

4/13/2024, 11:23:16 AM