『幸せに』
どうせなるのならば不幸よりは幸せに
そうは思っていても、どうにもならないのが世の常であって
ただ奴隷の如く休み無く働き、働くために生きているのか
生きるために働いているのか、その区別すらつかないことは
幸せであるはずもなく
かといって何もせず、何も得ず、何者にもなれぬまま
社会の歯車としてすら機能することなく
怠惰に無意味に時間と資源を喰い潰すことが
幸せであるはずもない
もとより幸せというのは個人の感覚であり、
誰かの幸せが必ずしも自身の幸せとイコールであることも無い
そんな曖昧な概念に振り回されていることにすら気付けない
存在し得ぬ幸せを求める内は決して幸せにはなれない
3/31/2024, 10:07:50 PM