小さいのに自信を背負って、誰よりも背を伸ばして前に進む君の背中を追って、この背中に恋い焦がれて、私の人生は形作られていた。触れられそうなほどに近づいたそれに手を伸ばした私の頭を、薬指にシルバーが光る君の左手が撫でる。その背中に私の手が届く頃には、君は私だけの宝物じゃなくなっていた。君の背中を追って
6/21/2025, 11:04:54 AM