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ラトの髪は綺麗なマゼンタ色で長い。
そのマゼンタの髪は綺麗に三つ編みをされている。
「おや、おはようございます。主様。」
少し外の空気を吸おうと庭に出ていた。
「あ、ラト。おはよう。」
「風が気持ちいいですよ。主様。」
そうやって笑う彼。
「ふふ、そうだね。気持ちいいね。」
桜の花びらが風に乗ってこっちに来る。
ラトの綺麗な髪に桜の花びらが落ちたようだ。
「ラト。ちょっと動かないでね。」
「はい。」
サッと髪についた桜の花びらを取る。
「花びらついてたよ。」
って笑って言うとラトはニコニコしながらこっちを見ていた。
「主様は可愛いですね。」
いきなり言われた言葉に驚きながら少し怒る。
「もう、いきなりそんなこと言わないで。」
顔が熱くなってる。
「くふふ…主様は本当可愛い方ですね。」
そう微笑む彼。
愛おしそうにこちらを見るから許してしまう。
「また、こうやって一緒に朝の風浴びましょうね」
約束です。と言う、私は照れながら頷いた。

4/29/2024, 10:12:11 AM