22時17分

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はじめまして。

まだTwitterがTwitterだった時代。どこぞの金持ちが「名をXと改める」と宣言した。
今も昔も当時も、Twitterは読み専だったので、「高輪ゲートウェイ駅みたいなものか」と思っていた。未だ馴れず……。
数年前、元号を令和に改元したり、引きこもりのことを「こもりびと」と名を変える自治体もあったから、世の中名前を変えたがる年頃なのだろう。キラキラネームが流行った頃を思い出した。
子供にキラキラネームを付与して、人生がキラキラするかと思ったら一向にキラキラしないので、自分をキラキラ星に喩えて命を絶った物語がどこかにあるっぽい。「〜こわれて、きえた」

寂れた郊外のことをニュータウンと呼称して、住宅や駅前建物を刷新。新たな人を呼び込む。
見かけだけ変わっただけで根本は変わらない。けれど、世の中は良い意味でも悪い意味でも動き出した。
コロナ禍、デジタル化、学タブ、学パソ。

あの時は「X」になろうとは、思っていなかった。今も慣れていないので、Twitterって呼ぶことにします。
そう諦めて、Xくんについて調べてみると、Z世代とかはちゃんとXって改称したものを言うようにしているというし、逆にTwitterという名前を使い続ける民には遠くをみるような目を投げているという。あの頃のTwitterはもう無いんだ、と。過去にしがみついていると憐れんだのだろう。
なるほど、では。
考え方の違い、ということで退散します。

デジタル化以前、以後に世代は分かれると思う。
僕は旧い光景に憧れる傾向。生成AIに「はじめまして」とかしこまるより、2年前くらいのままでいてくれ方がよろしい。
技術発展の理由が変容してきたと思っている。社会がより良くなるために、ではなく、人が減っているからより便利に、になっている。人のいた場所をロボットにすることで円滑に物事は進むようになる。一方、人としてのぬくもりは、どこへ消えた?
キラキラ星に聞くっきゃない。そう思って、AIに探させたい。生成AIより検索AIくらいの便利さがちょうどよい。
不便を楽しみたいと、スマホをポケットに入れた。

4/2/2025, 12:19:41 AM