récit

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嵐が迫る中で君は必死に逃げようとする。だが嵐は巧妙にその向きを変え君を追いかけるように襲ってくる。

君は、恐れに揺れる感情に飲み込まれそうになる。

それでも君は嵐の渦の中を力強くやり過ごそうとするのだ。

嵐の流れは予測不可能で、
混乱の中にいると、その瞬間のことも忘れてしまう。

そして、時が過ぎ去った後に振り返れば、君自身が以前とは異なる存在になっていることに気付く。

嵐とは時の傾きであり、時の流れそのものなのだ。

君は、時を見極める可能性を自分に見つけ出し、自分の翼を信じることが出来るようになっているかもしれない。


「嵐が来ようとも」

7/30/2024, 12:30:50 AM