溢れ出す言葉

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すべてを失ったのか、何故こんなにも涙が止まらないんだ。
辛いのは分かってる なんで悲しいのかも大体は分かってるんだ。
それなのに、動き出そうとしないのが分からないんだ。
十分、十分にわかったことを
俺はまた繰り返す。
どうしようもなく哀れで助けようの無い
また失敗している。そんな俺のことを君は嘘つきという。
何も騙すつもりはない、無法地帯に取り残されただけなんだ。
心のケア?コントロール?
そんなもの捨てたんだって。

君のために、権利を与える。
暗闇に浸って隠れてる俺を咎める権利だ。
動けも歩けもしない、フラフラと倒れる俺を刺してもいいよ。
もうじき目が見えなくなる、足ももげる。心もなくなる。
過去ばかり呪って。

そうやって人に命を削ってきた、信じてもらうために
成長なんて誰が許してくれるだろうか。
誰もが失敗を恐れる。嫌う。
エレベーターのようにいかないってのに誰もが嫌う。
牢屋に入れてしまう。
誰かがやってるパーティに、家族の群れに、温かい空間に
嫌味を言うんだ。どこへ行く宛もなく。
なぜかなんて聞かないで、このまま逃げたいだけなんだから。
何百回と自分の傷だとか、不平とか、人からの自分の姿だとかを
愛しては叩いて刻んできたんだ。
こんな甘えた俺が嫌いだよ、
そう言ってる内に夜が明けてきて、何となく少しずつ傷が癒えてきて。
多分ね。
きれいなものになろうだなんて思ってない、ただ、今からは
嫌うんだ、人からの批判も聞き入れて、壊れるまで死ぬまで叩きつけるんだ。

美しいという君たちが分からない。俺の姿を若さだと笑う奴らも分からない。
こんなに辛いんだ、どうしろって言うんだ?
寒さも痛さも、もう分かってるんだ、感じてるんだ。
何もかも分かってるんだ。
世界が滅びるだとか、不幸や闇なんかが全て今は、味方なようだ。
何が正解かも知らない、今は叫ぶことしかできない。
だから、不平も悪口も今なら良いんだ。
感動なんてなくていい、諦めて這いつくばる俺のことを踏んだって
後悔ばかりでどうしようもなくたって、死ぬべきだったって、
立ち上がれなくても、文句を言えよ。
文句を。
太陽が出てきたようだ。

12/6/2023, 6:01:45 AM