前回投稿分からの続き物。
最近最近の都内某所、某雪国産の雪室コーヒーを、
カッコよさの象徴として頑張って、チャピチャピちゃぴ、飲んで苦さに轟沈した、
背伸び系コンコン、稲荷子狐がおったのですが、
何の因果か闇堕ち進化か、フォルムチェンジか、
コーヒーを砂糖とバターで劇的にビフォーアフターしたスイーツ、ティラミスを知ってから、
砂糖万能説の狂信者、稲荷の神様にお砂糖を捧げるシュガーコンコンにメタモルフォーゼしまして。
まぁまぁ
稲荷寿司にも油揚げの煮付けにも
コンコン子狐の大好物には
だいたいお砂糖が隠れていますので
(要約:子供は甘いものが大好き)
「おさとう!おさとう!」
キャッキャ!キャッキャ!
前回投稿分のおはなしで、苦いにがいコーヒーを甘いスイーツに変えてしまったお砂糖を、
子狐はあらゆる「子狐にとって美味しくないもの」にサッサッサ!かけて味を確かめます。
「おさとう、イダイ、偉大!」
最初にお砂糖が振られたのは、
おこちゃまの味覚にはちょっと痛くて食べられない調味料の代表、一味唐辛子です。
「あまい!」
くんかくんか、くんくん、ぺろり!
辛さが消えることは、さすがになかったものの、
砂糖の甘さが辛味を包んで、
一味唐辛子は甘いあまい、子狐でもちょっとは食べられそうな気がしないでもない、
魔法の調味料になりました。
「おさとう、イダイ、偉大!」
ところでその一味唐辛子、
世界線管理局なる職場の法務部で仕事をしておる
味噌汁にちょっと一味をかけるのが好きなドラゴンの私物なのですが……?
次にお砂糖が振られたのは、
おこちゃまの味覚にはちょっと酸っぱくて食べられない調味料の代表、レモンです。
「あまい!」
くんかくんか、くんくん、ぺろり!
子狐はレモン汁にも砂糖をかけ、試してみました。
するとレモン汁も甘いあまい、一味唐辛子の砂糖ミックスより更に美味しい、
魔法の調味料になりました。
「おさとう、やっぱりイダイ、偉大!」
ところでそのレモン汁、
世界線管理局の経理部で仕事をしておる
柑橘系ダイスキーで子狐を湯たんぽ認定してる局員の私物なのですが……?
一味、レモン汁、コーヒー。
いろんな私物にサッサッサ、砂糖をかけてまわったシュガーコンコン・稲荷子狐は、
とうとうお題回収タイム、私物の持ち主に囲まれてしまいました。
『子狐。他人の私物に、イタズラしてはいけない』
一味唐辛子の持ち主ドラゴンが諭しました。
「そうだぞ、ゆたんぽ!なんてことしやがる」
レモン汁の持ち主局員は、少し怒っていました。
「子狐。皆がみんな、辛いものや苦いものや酸っぱいものが嫌いなワケではないんですよ」
コーヒーに砂糖を大量投下された局員も、せっかくのコーヒーをシロップ状態にされておりました。
「うぅ、うぅー!」
そうやって複数人に見つめられると、
子狐は尻尾が完全に下がって、おまたの間に隠して、体も縮こまってしまいました。
「キツネ、わるくない、わるくない!」
こわいのです。お仕置きされると思ったのです。
「キツネ、おいしくないものを、おいしくした!
おさとうで、おいしくした!わるくないやい!」
見つめられると、
特に敵対的な視線で見つめられると、
コンコン子狐、その攻撃性が分かるのです。
そこに助け船を出したのが収蔵部のお嬢さん。
「はぁーい、タイムタイム、ちょっとタ〜イム」
ガラガラガラ、がーがーがー!
大きめのホワイトボード式デジタル黒板と、5体のお手伝い魂人形を引き連れて、
収蔵部のお嬢さん局員が、割って入ります。
「コンちゃん、怖がっちゃってるよぉ。
何が悪くてー、どんな理由でー、誰がどう思ったか、コレで一旦、整理しよーよぉ」
途端に現地は子狐のための、道徳教室に早変わり!
収蔵部のお嬢さんが、子狐の何が悪くて、誰がどう思って、なぜその行為が悪いのか、
やさしく整理してくれましたので、
最終的に子狐は、わんわん泣いて、ほんとうに反省して、みんなに謝罪して、
最終的に、めでたしめでたしになったとさ。
3/29/2026, 3:33:35 AM