Ino.

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 八月三十一日。
 小さな公園の一角。二人の少年少女が、人目をはばからずただ笑い合っている。

 それは、世界で一番幸せな時間で。
 この時間が永遠に続いて欲しいと、少女は願うのだった。

 ――夏が終わると、君はもうここにはいないから。



 ――懐かしい夢を見ていた。
 君がいなくなってから、五回目の夏。
 気付けば私は、あの日の公園に座っていた。

 何か一つ、私の願いが叶うのなら。

 もう一度、君に会いたい。

6/8/2025, 1:20:23 AM