Saco

Open App

雨に佇む

雲一つない真っ青な空の下
何時にも増しての晴れの日に俺は
気分が良くなり大きく伸びをする
空が快晴だと気持ちも爽快だ。

そんな晴れやかな心持ちに水を差す様に
俺の横を過ぎる様に一人の男が俺を
横切る。

そうして俺は、信じられない物を見る
俺を横切ったその男は、この晴れの日に
黒い傘を差していた。
そしてよく見るとその男の居る空間だけ
土砂降りの雨が降っていた。

まるで太陽の光に嫌われたかの様にその
男の周りだけ常に雨雲が張り付いているかの様に雨が降り続ける歩いても
立ち止まってもその男は延々と雨の中に
佇んでいた。
まるで雨の化身かの様に
いつまでもいつまでも雨を引き連れていた。....。

8/27/2024, 11:31:30 AM