XXXX

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 あのね。
 わたしにとって、あなたは酸素なの。
 それがないと、生きていけない。息もできない。
 だって、あなたはわたしだから。わたしはあなただから。
 どちらが欠けても、生きてはいけない。

 あのね。
 今日、わたしに気づいてくれて、ありがとう。
 抱きしめてくれてありがとう。
 あんまりにも安心したから、ついほんとのことを言っちゃった。
 
 わたし、すごくすごくこわかった。
 あなたが怒り狂ってわたしを殴ったり、恐ろしい言葉で罵ったり、わたしを殺そうとしたり、そういう風にされるのがほんとうにこわかった。
 でも今日、あなたは「もう大丈夫だよ、あなたは傷ついていたんだね」って言って、わたしを抱きしめてくれた。
 それがうれしくて、うれしくて、わたしはちょっぴり泣いた。

 でもね、さっきも言ったけど、あなたのことを責めたりしないでね。わたしをひどく扱ったからって、あなた自身を同じ目に遭わせる必要なんて、ないんだから。
 それに、わたし、あなたのことが大好きなのよ。厳しいあなたのことも、凛々しくて頑張っていて、すき。こうして優しくしてくれるあなたは、もっと大好き。わたしは、どんなあなたのことも大事で、大好きなんだよ。

 ねぇ。
 ずっと一緒だよ。
 あなたの命が尽きるその瞬間まで、わたしはあなたの中にいるよ。XXXXなんかより、わたしの方がずっとあなたの近くにいる。

 大好きだよ。
 大好き。大好き。大好き。

5/14/2025, 4:01:03 PM